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【今さら聞けない?】中国の巨大決済アプリ「アリペイ」とは(基本編)

更新が滞り気味です。ジュージンです。

 

さて、今日は何度も話題にのぼっているアリペイについて。

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少し復習ですが、アリペイは中国3大インターネット企業の一つ、アリババの子会社であるアントファイナンシャルという企業が運営しています。

 

元々は、アリババのメインビジネスであるECの決済システムを安全に運用する為に作られたサービスでした。エスクローサービスと言われ、オンラインでの買い物に不安を感じるユーザー、お金をちゃんと受け取れるか不安な販売者の間に仲介として入り、ユーザーのお金を預かり、商品が届いたらお金を販売者に支払う、どちらかに問題があれば商品・代金は返却される、というサービスを提供しました。

現在は、決済以外に資産運用・保険から信用調査・消費者ローンに至るさまざまな金融サービスを提供しています。

 

企業価値はなんと、、、

600億ドル(約6兆7,000億円)と言われています(2016年4月時点)1年経った現在は、さらにとてつもない金額になっているのではないでしょうか。

 

また、各国の決済系企業への投資を積極的に行っており、直近では、moneygram(米), hellopay(シンガポール)などを2017年に買収しています。

 

アリペイ(アントファイナンシャル)は、2017年上場予定企業の中でも超大目玉となる予定です。(※香港でのIPOを計画中)

 

以下、アリペイの企業情報についてまとめてみました。

 

企業名

Ant Financial Services Group(浙江蚂蚁小微金融服务集团有限公司)

所在地

6/F Chuangye Mansion, East Software Park No.99 Huaxing Road

Hangzhou, Zhejiang 310099 China

利用可能国・展開国

中国、韓国、タイ、香港、日本など

設立年

2004年

代表者名

彭蕾 (Peng Lei)

従業員数

5,000-10,000人

利用者数

4.5億人(MAU)

売上

取引金額:RMB 11.5 trillion (US$1.7 trillion)

取引回数:1日の取引回数は1億7,000万回

ファンディング

2016年、シリーズBでテック業界最高額とも言われる45億ドルを調達した。

その他

【手数料】

・ビジネス側:原則0.6%

・ユーザー側:銀行へ出金する際に0.1%課金(累計20,000人民元(2,978US$)以上出金した超過額に対して)

 

では、一体アリペイとはどんなサービスでどうやって使うのか?何が出来るのか?

続きはまた次回!

 

再見!